2004年03月30日(火) 22時37分
厚労省、医薬品の販売規制全面見直しへ(日経新聞)
ドラッグストアでの医薬品販売の広がりなどを受け、厚生労働省は30日、医薬品の販売規制を全面的に見直す方針を明らかにした。薬事法が販売時の関与を求める薬剤師が不在のケースが多いなど制度と実態がかい離していることから、医薬品のリスクを再評価、程度に応じた情報提供のあり方を検討する。来月14日に開く厚生科学審議会で部会を設置。2006年の通常国会での法改正を目指す。
薬事法は、薬局や薬店では原則として薬剤師らがすべての医薬品について副作用の危険性などの情報を消費者に提供するよう規定する。厚労省は「医薬品の販売は何らかの形で専門家が関与して安全を確保すべきだ」との姿勢を崩していないが、医薬品ごとのリスク区分を見直し、程度に応じた情報提供のあり方を探ることにした。(22:37)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040331AT1G3002S30032004.html