2004年03月30日(火) 00時00分

回転ドア 県庁は閉鎖中 （東京新聞）

　東京都港区の六本木ヒルズで男児が回転ドアにはさまれて死亡したが、水戸市笠原町の県庁舎でも一昨年に小学生が二階正面出入り口の回転ドアに手をはさまれてけがをする事故があった。回転ドアはその後、閉鎖されており、県管財課は「見学に来る子どもが多く、全員に注意できない。閉鎖して正解だった」と話している。

　同課によると、二〇〇二年五月、社会科見学に来た小学四年の男児が回転ドアに手をはさまれ、打撲で軽傷を負った。事故以来ずっと閉鎖されているが、両脇に別の自動ドアがあり、出入りに支障はない。

　県庁の回転ドアは手で触ると回転し、普段は止まっているタイプ。本来は外部との空気の行き来を減らし、内部の空調の無駄遣いを防ぐ設計だったという。　（小林　孝一郎）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20040330/lcl_____ibg_____002.shtml