2004年03月29日(月) 11時58分
捜査記録がネット流出 京都府警、個人情報11人分(共同通信)
捜査関係記録の流出を受け、記者会見で謝罪する京都府警幹部ら=29日午前、京都府警本部
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京都府警は29日、ひったくり事件の被害者ら11人分の個人情報を含む捜査関係記録がインターネットに流出したと発表した。
府警によると、流出したのは交番に勤務する下鴨署地域課の巡査が、個人用パソコンに保存していた指名手配書や捜査報告書、鑑定嘱託書など計19枚の記録。いずれも2002年ごろに作成され、被害者らの氏名や住所などが含まれている。
巡査は「Winny」などのファイル共有ソフトを使ったことがあるとみられ、パソコンを自宅でインターネット接続した際に、ハードディスクにあった記録が流出した可能性があるという。
ファイル交換ソフトには、サイトの管理者などが存在しないため、いったん流出した記録の削除や回収は事実上不可能という。
巡査は、個人用パソコンを公用で使用する許可を得ていたが、府警の内規では、情報流出を防ぐため個人情報などの記録はフロッピーディスクに保存するよう決められていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000063-kyodo-soci