2004年03月29日(月) 18時01分
前社長らに罰金刑=アイスター、宿泊拒否−「ハンセン病の理解欠如」・熊本地検(時事通信)
熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病療養所入所者の宿泊を拒否した問題で、宮地区検は29日、正当な理由なく宿泊を拒んだとして、旅館業法違反の罪で同ホテルを経営する化粧品製造販売会社アイスター(本社東京)と、西山栄一前社長(73)ら3人を略式起訴した。宮地簡裁は同日、それぞれに罰金2万円の略式命令を出した。
人権侵害の絡む宿泊拒否が同法違反の罪で刑事処分されるのは極めて異例。熊本地検は「ハンセン病に対する理解を欠いた」と説明している。
略式命令を出されたのは、西山前社長のほかに、同社の成瀬ことみ取締役(55)と同ホテルの前田篤子総支配人(57)。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000110-jij-soci