2004年03月29日(月) 20時46分
三菱大型車の欠陥問題、後輪ハブにも欠陥判明(読売新聞)
三菱ふそうトラック・バス(昨年1月に三菱自動車から分社)の大型車の欠陥問題で、約11万台のリコール(回収、無償修理)対象となった前輪ハブのほか、後輪ハブにも「強度不足」の欠陥があることが分かり、同社は近く国土交通省にリコールを届け出る。
1992年以降、後輪ハブが割れたり、亀裂が入ったりするトラブルが約40件起きていたが、同社は国交省への報告を怠っていた。
リコール対象となるのはは、89年から90年にかけて製造した後輪ハブを装着した大型車で、三菱側が台数の確定を急いでいる。
後輪ハブは前輪ハブと異なり、ハブが破断しても構造上、タイヤが外れることはない。このため「事故」としては警察に1件も報告されていなかった。
約40件のトラブルの大半はダンプカーで起きていた。同社では対策としてハブの厚みを変えるなどしていたが、ユーザー側には「過積載が原因」などと説明していた。同社は「一連の経緯を調査中」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000412-yom-soci