2004年03月28日(日) 03時08分
職場改善意見募ったらハレンチ告発続々…広島県警(読売新聞)
女性警官が増えたことで職場環境をよくしようと、広島県警の本部長らが「意見があればメールやファクスで送って」と呼びかけたところ、わいせつやセクハラ行為の情報が次々と寄せられ、県警は、悪質な4件について上司を含む計7人を処分していたことが27日、読売新聞の情報公開請求に対する県警の回答でわかった。
県警は「職務と無関係の私的な行為」として公表していなかった。
広島県警では約5300人の警官、職員のうち、女性は8・5%の約450人。本部長や警務部長が昨春から各部署で女性警官と懇談した際に呼びかけ、びっくりするような情報が相次いだ。
ある署の巡査部長は、2001年8月から12月にかけて女性警官の携帯電話にわいせつ画像をメールで数十回も送っていたことがわかり、昨年12月に減給10分の1(1か月)の処分を受けた。県警本部の警部補は、署に勤務していた1999年五月から6月にかけて、女性警官の体を何度も触り、同年8月には署内でキスをしようとして、今年2月に減給10分の1(3か月)とされた。
ある署の巡査部長は昨年2、4月に広島市内のカラオケ店などで、女性警官のひざにまたがってキスを求めたり、足を触ったりし、今年2月に減給10分の1(1か月)の懲戒処分を受けた。この3件では、上司3人も本部長訓戒、注意を受けた。
また、減給10分の1(3か月)の処分を受けたある署の巡査部長は、99年7月から今年1月まで女性警官4人の胸を触ったり、抱きついたりしたという。
県警は処分を公表しなかったことについて「私的な行為で、警察庁の指針に従った」としている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040328-00000401-yom-soci