悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
最初で最後の被害があったのは昨年三月。津具村のお年寄り(83)が五十万円をだまし取られた。これ以降、被害は確認されていない。
昨年九月十九日には設楽町で連続三件、お年寄りの自宅に「事故を起こした。金を振り込んで」といった内容の電話が掛かった。うち一件は、お年寄りがお金を振り込む直前に、行員が「お孫さんに確認を」とアドバイスし、孫の無事を確認した。
別の一件は、郵便局に向かうお年寄りを乗せたタクシーの運転手が不審に感じ、やはり孫に確認したおかげで未然に防げた。もう一件は、指定口座の名義が見知らぬ名だったことから、金を振り込まずに済んだ。
また十一月にも津具村で、お年寄り(81)が被害に遭いそうになった。しかし、定期郵便貯金を解約しようとしたお年寄りを心配した局員の「お孫さんに電話を」との機転のきいた一言で、事なきを得た。
設楽署では、老人クラブ連合会を通じ、「おれおれ詐欺」対策の講演会を実施したり、郡金融機関防犯協会と連携し、犯罪の未然防止に努めている。
同署生活安全課は、「人口が少なく顔見知りが多いという地域がらが、犯罪の未然防止につながっているようだ。各種団体の連携も、効果がある」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20040327/lcl_____ach_____000.shtml