2004年03月27日(土) 11時58分
G5で「世界最速」をうたったAppleの主張にクレーム(ITmediaピーシーアップデート)
米業務改善局審議会(CBBB)がApple Computerに対し、デスクトップコンピュータ「Power Mac G5」で他社製品との性能比較をやめるよう勧告した。
同組織のNational Advertising Division(NAD)は、Appleのライバル企業Dellからの訴えを受け、「Power Mac G5が『世界最速かつ最もパワフルなパソコン』であり、『数字の上で他社製品をしのいだ』と称していることについて、Appleから提出された証拠は合理的根拠にはならないと判断した」と発表した。
NADは3月25日の発表文で、Power Mac G5の64ビットプロセッサに関するAppleの主張にも異論を唱えている。「『パーソナルコンピュータで世界初の64ビットプロセッサ』という広告の文言は、文脈から判断すると、ワークステーションに当てはまると解釈するのが合理的だ」と判断、この主張には根拠がないと指摘した。この広告は既に出回っているが、NADは「この主張を修正してパーソナルコンピュータに限定する」よう、Appleに勧告している。
NADによれば、Apple側は広告キャンペーンは既に展開中だとして「今後の広告ではNADの見方を念頭に置く」との談話を出したという。この問題でAppleからそれ以上のコメントは得られなかった。
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