2004年03月27日(土) 19時01分
「治安悪化」が4割=防衛、食への不安も増加−内閣府調査(時事通信)
内閣府は27日、「社会意識に関する世論調査」結果を発表した。現在の日本で「悪い方向に向かっている分野」(複数回答)を尋ねたところ、治安を挙げた人が39.5%と2002年の前回調査と比べ8.8ポイント増えた。犯罪の増加と検挙率の低下で「安心・安全」への不安が広がっていることが浮き彫りになった。
調査は1月15日から25日まで、全国の成人男女1万人を対象に面接方式で実施。有効回収率は68.9%。
「悪い方向」のうち安全にかかわる分野では、防衛21.0%(6.9ポイント増)、外交20.1%(0.8ポイント増)なども前回を上回り、テロなどへの懸念が高まっていることがうかがえる。BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)や鳥インフルエンザウイルスへの不安を反映して、食糧も14.4%と3.9ポイント悪化した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040327-00000898-jij-pol