2004年03月26日(金) 11時03分
米農務長官、「なお検討中」=民間全頭検査、業者側は楽観視−BSE(時事通信)
【ワシントン25日時事】ベネマン米農務長官は25日、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)対策に関連し、国内の食肉処理業者が日本への牛肉輸出再開に向けて自主的な全頭検査を認めるよう求めている問題について、「なお検討中だ。いつ結論を出すかは現時点では答えられない」と述べた。議会内で記者団の質問に答えた。
一方、カンザス州内の処理施設で独自の全頭検査を準備している「クリークストーン・ファームズ」のフィールディング最高執行責任者(COO)は同日、電話取材に応じ、「慎重にだが、楽観している。数週間以内に承認されると期待している」と述べた。
これに対し、ベネマン長官は「(民間の全頭検査には)非常に多くの問題が絡んでいる」と指摘。業者側の見通しについては「彼ら自身の希望的観測を述べているのだろうが、農務省は方向性を示唆しないよう努めてきた。まだ何も決めていない」と説明した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040326-00000574-jij-bus_all