2004年03月26日(金) 23時50分

＜東武鉄道＞会員情報１３万人分流出　社長ら減給処分（毎日新聞）

　東武鉄道（本社・東京都墨田区）は２６日、同社が運営する会員向けメール情報サービス「１０２＠Ｃｌｕｂ」の個人情報約１３万人分が流出した可能性があると発表し、この情報サービスの３カ月間の自粛と、根津嘉澄社長、池田操副社長の役員報酬の減額（３カ月２０％）を決めた。

　流出したのは、サービスが始まった０１年１１月から０３年３月３１日までに登録した会員の住所、氏名、年齢、性別、メールアドレス。この漏えいで、東京、埼玉、千葉など関東一円の同会員約５７００人に、アダルト系などの有料サイトを使用したとする架空の料金請求書（１人約２５万円）が送り付けられ、約１０人が支払ったという。受取人名などに、会員やシステム管理者しか知りえない情報が含まれ、流出の可能性が高いと判断したが、流出経路は特定できなかったとしている。

　東武鉄道は「再発防止のために、システムの全面的改善を行ったあと、８月からサービスを再開したい」と話している。同社は昨年１２月、会員から「情報が漏れている」との指摘を受け、調査していた。【菊池卓哉】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040327-00000105-mai-soci