2004年03月26日(金) 18時51分
「おれおれ詐欺」 3被告起訴事実認める−−山形地裁初公判 /山形(毎日新聞)
おれおれ詐欺で使われた銀行口座を転売目的を隠して開設したとして、詐欺罪に問われた川崎市多摩区三田1、塗装工、米倉直樹(26)▽横浜市青葉区美しが丘1、解体工、佐藤順一郎(26)▽川崎市高津区久末、とび職、相本真治(25)の3被告の初公判が25日、山形地裁(木下徹信裁判官)で開かれた。3被告は起訴事実を認めたが、「口座は脱税に使うと言われた」と主張した。
検察側は冒頭陳述で、米倉被告が昨年7月、青木文高被告(28)=詐欺罪で起訴=から「知り合いが税金対策の隠し口座を欲しがっている。通帳、カード、印鑑、暗証番号メモの4点を1万〜2万円で買う」と持ち掛けられ、20〜30の口座開設を依頼されたと指摘。
3被告は金欲しさに計27口座を開設。うち25口座を青木被告に渡し、口座はおれおれ詐欺やヤミ金融の返済用の口座として使われた。米倉被告は青木被告から、口座を暴力団関係者に渡したと聞いたという。起訴状などによると、3被告は昨年7月14〜16日、横浜市などの銀行支店で、譲渡目的を隠して3口座を開設した。【山根真紀】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040326-00000007-mai-l06