2004年03月25日(木) 00時00分
火災報告書がネット上に(朝日新聞・)
高知市消防局東消防署の救急救助隊員が自宅のパソコンで作成した車両火災の報告書が、インターネット上に流出していたことが24日わかった。同市消防局によると、同市内で1月下旬に発生した車両火災でこの隊員が聞き込んだ車の所有者の名前や電話番号、勤務先などの個人情報が流出していたという。
隊員は2月10日、「聞き込み状況書」の書式を保存したフロッピーディスクと、車両火災に関する記録書類を同消防署から持ち出し、インターネットに接続した状態の自宅のパソコンで状況書を作成し、そのまま保存していた。同21日に兵庫県内の報道関係者がこの状況書をインターネット上のあるページで閲覧し、同消防署に問い合わせたところ、流出していることが分かったという。
同市消防局は、隊員のパソコンにインストールされていた特定のファイル交換ソフトを通じて感染したコンピューターウイルスが原因とみている。
同市は内部規則の「情報セキュリティー対策基準」で、個人情報を職場外に持ち出すことを禁じている。高橋正道助役は「個人情報の取り扱いの重要性に対する認識が欠けていたと言わざるをえない。個人情報保護の重要性について、全職員に周知し、適正な取り扱い管理の徹底を図っていく」とのコメントを出した。
(3/25)
http://mytown.asahi.com/kochi/news02.asp?kiji=3188
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