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営団地下鉄は25日、特定の2種類の定期券を使って乗り越し精算をした場合、20〜100円多い額が請求される精算機のプログラムミスが見つかった、と発表した。払い過ぎた分は営団各駅で払い戻しに応じる。精算機の記録から対象者は約4000人に上る見通し。
営団によると、今月中旬、乗客からの指摘で発覚した。
この乗客は、東葉高速鉄道の北習志野—西船橋間の定期券と、営団東西線西船橋—都営新宿線新宿間の2枚の定期券を所持。途中の東西線九段下駅で都営に乗り換えず、そのまま同線飯田橋駅まで乗り越した。
本来の精算額は、経路外の九段下—飯田橋間の160円だが、精算機は260円の支払いを表示した。逆経路の都営新宿方面から乗って、乗り越したと判断するよう設定されていたという。
同様のケースは、営団経由で都営地下鉄に乗り換える客のうち、相互直通運転しているJR総武、中央線、東武伊勢崎線、東急東横線、小田急小田原線、西武有楽町線など12路線の利用者にも起こるという。このシステムは営団53駅の精算機101台で、昨年3月19日に導入され、今月23日まで取りすぎは続いていたとみられる。
営団は「相互直通運転が進み、運賃体系が複雑化したため、あってはならないミスが生じた」としている。5月24日まで返金に応じる。問い合わせ先は同旅客課(03・3837・7120)。(03/25 23:43)