2004年03月25日(木) 13時15分
ADSL大手「アッカ」、顧客情報201人分が流出(読売新聞)
一般の電話回線を使いインターネットに高速で常時接続できるADSL(非対称デジタル加入者線)事業者の大手、アッカ・ネットワークス(本社・東京都千代田区)の顧客名簿が外部に流出し、少なくとも201人分の個人情報が漏れていることが25日、わかった。
最悪の場合、これまでの顧客延べ140万人分の情報が漏れている可能性もあるという。同社の坂田好男社長と湯崎英彦副社長が同日、都内のホテルで記者会見し、陳謝した。
流出した名簿に記載されているのは、氏名、郵便番号、住所、電話番号、申し込み時の連絡用電子メールアドレスと性別。現在の顧客以外に、すでに解約した人も含まれている。
22日に外部から201人分のリストが同社に持ち込まれ、顧客情報と一致することを確認した。内容から判断して、2003年3月末から5月上旬までの期間に作成されたデータと推定される。ただ、性別については同社は把握しておらず、「情報が後から加工された可能性がある」としている。流出した情報の入手が可能だった社員や派遣社員らは466人に上るという。
同社は、坂田社長を委員長とする内部緊急対策委員会を設置し、流出経路などについての調査を進めている。
同社は2000年3月に設立されたADSL回線の卸業者で、利用者総数は約110万人と業界5位。資本金は約100億円でNTTコミュニケーションズや三井物産が主要株主となっている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000304-yom-soci