2004年03月25日(木) 07時00分
三菱ふそう、リコール届け出(日経新聞)
三菱ふそうトラック・バス(三菱自動車から分社)は24日、大型車で相次いだタイヤ脱落は、車軸とタイヤを結ぶ「ハブ」の強度不足が原因として、国土交通省にリコール(無償回収・修理)を届け出た。
対象台数は1983年から2003年までに製造された6車種約22万1000台だが、廃車になっているものも多く、実際に走行しているものは約11万3000台。今後、ハブの回収・修理が行われるが、新しいハブはまだできておらず、一部は事故の起きていない現行のハブを使う暫定的なものとなる。
強度不足が分かったのは、タイヤのホイールとボルトで連結される、ハブの「フランジ」と呼ばれる部分。ハブは帽子のような形をしており、フランジはつばに当たる。右左折を何度も繰り返すような運転をすると、フランジの付け根に亀裂が入り、進行して破断、タイヤが脱落する恐れがある。整備や荷物の積載状況により、亀裂発生が早まることもあるという。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040325AT1G2402J24032004.html