2004年03月25日(木) 13時48分
最大140万人の可能性 アッカの顧客情報流出(共同通信)
顧客情報流出について陳謝するアッカ・ネットワークスの坂田好男社長(中央)ら=25日午前、東京都中央区のホテル
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ADSL(非対称デジタル加入者線)サービス大手のアッカ・ネットワークス(東京)から、顧客の住所や電話番号などの顧客情報が流出したとが24日、明らかになった。
坂田好男社長は25日、都内で記者会見し「顧客ら関係者に多大な迷惑を掛け、深くおわびする」と陳謝。同日までに流出を確認したのは201人分だが「顧客すべての可能性も否定できない」と述べ、現在の顧客約110万人に解約者を加えた、最大で約140万人の情報が流出した可能性があることを示唆した。
同社の調査では、流出したのは顧客の住所、氏名、電話番号、性別、電子メールアドレスなど。22日に外部から201人分の流出リストの照会があり、調査したところ顧客情報と一致。昨年3月末から5月上旬にかけて流出したとみられる。「リストには当社が把握していない顧客の性別も含まれており、情報が加工された可能性もある」としている。
同社は、内部から流出した疑いが強いとして、社内セキュリティー対策の強化に着手。内部緊急対策委員会を設置し、流出経路を調査している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000140-kyodo-bus_all