2004年03月25日(木) 12時46分

三菱ふそうが１１万台余リコール届け出（毎日新聞）

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国土交通省にリコール届けを提出し記者の質問に答える三菱ふそうのビルフリート・ポート社長（右から２人目）＝東京・霞が関の国土交通省で２４日午後５時、平田明浩写す 　 　金属部品「ハブ」が破損し三菱自動車製の大型車のタイヤ脱落事故が多発した問題で、三菱ふそうトラック・バス（東京都）は２４日、国土交通省にトラックやバスなど約１１万２０００台についてリコール（回収・無償修理）を届け出た。記者会見した同社のビルフリート・ポート社長は新たに、９６年にハブ破損で負傷事故が発生した事実を把握しながら、運輸当局に報告していなかったことを明らかにした。
　同社はこれまで、人身事故は０２年１月の横浜での母子死傷事故のみとしていた。新たに判明した負傷事故は９６年９月、静岡県内で発生。男性が大型車を運転中、ハブ破損が原因でタイヤがはずれかかり、タイヤ脇のブレーキ装置とこすれて摩擦熱で破裂。この際、男性は飛んできた車輪片が指に当たり骨折したという。警察は交通事故扱いはせず、同社は販売会社の連絡で事故を知ったが、被害男性に治療費などを支払うなどして社内で処理していた。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000001-maip-soci