2004年03月25日(木) 20時58分

母子死傷事故の運転手、和解金を三菱ふそうに請求へ（読売新聞）

　三菱自動車製のトレーラーのタイヤ脱落により、横浜市で母子３人が死傷した事故で、トレーラーを運転していた神奈川県綾瀬市の男性（５７）が、損害賠償請求訴訟の和解金として遺族に支払った約７０００万円を、三菱ふそうトラック・バス（昨年１月に三菱自から分社）に近く請求することが２５日分かった。

　男性の代理人を務める弁護士によると、車両部品の欠陥を認めて三菱側が今月２４日、国土交通省にリコール（回収、無償修理）を届け出たことを受けた措置で、横浜地裁の弁論の中で男性側は「タイヤの脱落は予見できず、過失はない」と主張していた。しかし、昨年９月、約７３００万円の請求額のうち約７０００万円を支払うことで和解した。

　和解金はすでに自動車保険で支払われているため、実際には、損害保険会社が三菱側に請求する形になる。また、男性側は、事故により経営していた運送会社が休業に追い込まれたとして、これとは別に、休業補償も請求することにしている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000111-yom-soci