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2004年03月25日(木) 15時13分

<顧客情報>最大140万人分流出か NTT系アッカ・ネット毎日新聞

 NTTコミュニケーションズなどが出資するADSL(非対称デジタル加入者線)大手のアッカ・ネットワークス(東京都千代田区)の顧客情報が社外に流出していることが25日、分かった。同社は少なくとも201人分の顧客情報が流出していることを認めている。同社が保有する顧客情報は、解約者を含めて約140万人で、「最大ですべてが出ている可能性がある」(坂田好男社長)という。坂田社長は会見で「皆様には多大なご迷惑、ご心配をかけた。深くおわび申し上げたい」と謝罪した。

 同社は午前11時から東京都内で坂田社長らが会見した。同社によると、同社が入手した顧客リストには▽氏名▽郵便番号▽住所▽電話番号▽電子メールアドレス▽性別——の6情報が記載されていた。顧客リストは、03年3月末から同年5月上旬の間の情報を基に作成されたとみられる。性別は同社は収集しておらず、漏えい後に追加された可能性が強い。

 201人は同社がADSLサービスを提供している7社のインターネット接続業者の契約者で解約者も含まれていた。同社は流出経路の特定を急いでいるが、「内部関係者が持ち出した可能性が高い」(同社)という。このため、顧客情報データベースへのアクセスはこれまで社内で466人ができたが、62人に絞るなどの対策を講じた。顧客リストが名簿業者間で取引されているかどうかは確認されていないという。

 同社は、ADSL回線の卸業者。同社の個人向け顧客数は約110万人で業界5位。NTTコミュニケーションズが約4割の株を保有している。【臺宏士】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00001048-mai-soci