2004年03月25日(木) 10時40分
<米山火事>被災者救済ローン、100件が詐欺(毎日新聞)
【ロサンゼルス國枝すみれ】AP通信は24日、昨年秋に米カリフォルニア州南部を襲った山火事の被災者救済のために設けられた連邦政府の低利ローンの申し込みのうち、約100件が詐欺だったと報じた。
報道によると、山火事の3年前に別の火事で自宅を焼失した女性が27万ドルの融資を申し込んだり、火事現場から80キロも離れた自宅の損害を申し出る女性のケースもあったという。
米中小企業庁は山火事の被災者のために年利2.5%、返済期間30年の特別融資制度を設け、4000件近い申し込みを受けた。そのうち約1600件、計1億6830万ドルを融資した。同庁のリック・ジェンキンズ広報官は「ソファが六つ燃えたと申告されたら、部屋の数を確認するし、ベッド三つが燃えたというなら、子どもの数まで調べます」と話し、融資の際は厳しく調査していることを強調した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00001017-mai-int