2004年03月24日(水) 20時45分
タオルの新規格策定へ、工業組合などが研究会 今治市で29日、初会合 /愛媛(毎日新聞)
バリアフリーや地球環境問題に対応した新しいタオルの品質評価基準を作ろうと、四国タオル工業組合(愛媛県今治市)と愛媛県、四国経済産業局などが「タオル産業の工業標準化に関する研究会」を発足させ、29日に初会合を開く。
これまでのタオル製品は、主に吸水性や色落ちの度合いなどを品質評価の基準にしてきた。しかし近年、高齢者や障害者にとっての使いやすさ▽地球環境に配慮した素材かどうか▽抗菌性能や安全性——などが消費者に注目されるようになってきた。このため業界や同局から「新しい工業規格や品質評価基準が必要」との声が高まっていた。
研究会は19人で構成。初会合は、全国一のタオル生産量を誇る今治市で開き、半年から1年かけて規格・基準のあり方を考える。同局産業技術課は「消費を掘り起こし、業界を活性化させたい」としている。【小林祥晃】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040324-00000006-mai-l39