悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)は23日、4月20日までに消費者金融2位のアコムの株式の15%を取得し、連結対象の関連会社とすると正式に発表した。FG傘下の東京三菱銀行の小口ローンの債務保証業務をアコムに委託するなど、消費者金融分野で業務提携を強めていく方針を示した。
アコムの第三者割当増資引き受け、創業者一族からの株式譲渡などで15%の大株主となる。三菱東京FGの新たな出資額は1379億円。
東京三菱銀は、個人事業者向けローンの新商品投入などで個人向け小口融資を強化し、債務保証業務をアコムに委託する。これまで保証業務はグループのカード会社などに委託してきたが、アコムの審査、保証のノウハウを活用することで従来より低い金利設定が可能になるという。
三菱東京グループの消費者金融会社、東京三菱キャッシュワンは、170億円の減資と100億円の増資で債務超過を解消するほか、アコムのノウハウを生かした顧客データベースの再構築などでてこ入れし、存続させる。
三菱東京FGの三木繁光社長は記者会見で、アコムを選んだ理由について「財務内容や情報開示姿勢などで大変優れている」と強調。アコムの木下盛好社長は「ブランドイメージ、資金調達コストの低減などの効果が期待できる」と述べた。
(03/23 23:30)