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インターネットに流すニュース記事のために作った見出しが無断で使われたとして、読売新聞東京本社(東京都千代田区)が、ホームページ(HP)用コンテンツ制作会社「デジタルアライアンス」(神戸市)を相手に見出しの使用差し止めと6825万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は24日、著作権法で保護される著作物ではないとの判断を示し、読売側の請求をすべて棄却する判決を言い渡した。
飯村敏明裁判長は「問題の見出しは25字以内と短いうえ、客観的事実や短い修飾語を付け加えた記述だけで、創作的表現は認められない」と述べた。
アライアンス社が提供するのは、電光掲示板のように様々なニュースの見出しが流れる「ライントピックス」というサービス。ユーザー側は会員登録すれば、自分のHPに同社のサービスをはりつけて、ニュースの見出しを無料で見ることができる。読売側は、自社HPの記事の見出しを無断で使われたと訴えたが、判決は「見出しは読売側がネット上で無償で公開した情報で、利用は本来自由だ。被告が不正に利益を図ったなどの事情もない」と退けた。
(03/24 21:48)