2004年03月24日(水) 03時02分
<三菱ふそう>「ハブ強度が不足」 24日リコール届け出(毎日新聞)
タイヤ脱落事故が相次いだ三菱ふそうトラック・バスは、金属部品「ハブ」に欠陥があったとしてリコール(回収・無償修理)を行うが、その際、「ハブ破損は強度不足が原因」と認めることが分かった。24日午後、国土交通省にリコールを届け出、社長ら幹部が記者会見して説明する。
同社は事故が相次いだにもかかわらず「整備不良が原因」と主張してきたが、10日、同省に対し、一転して「原因は複合したものだが、設計上の問題もあった」として、リコールする方針を表明した。リコールの準備作業の中で、同省に「ハブの強度が不足しており、破損する恐れがある」などと初めて設計ミスの具体的内容を表明、リコール届け出書の「基準不適合状態にあると認める装置及び原因」の欄に明記するという。
リコールの対象車は、02年1月の横浜市の死傷事故後、自主点検・交換を進めてきた大型トラックやバス計7万6000台と、タイヤ脱落が起きていない型式のハブ装着車、点検の対象外だった路線バスなど約3万7000台の計約11万3000台の見通し。【武田良敬】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040324-00000141-mai-soci