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2004年03月23日(火) 00時00分

トリンプ流消費税端数対策 価格すべて100円単位に 東京新聞

 女性用下着メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは二十二日、ショーツ九種類の価格を二十五日から改定することを明らかにした。商品値札で消費税を含めた総額表示が四月から義務づけられることに伴い、納入先によって表示される価格が異なるため「消費者の反発を招きかねない」と判断した。対象は下二けたが「五十円」で、消費税額で一円未満の端数が発生する商品。同一商品で二つの価格表示となるケースは、衣類だけにとどまらず、今後、価格改定の動きが幅広い業界で広がる可能性もある。 

 価格を改定するのは六百五十円から九百五十円までのショーツ九種類。商品の素材を上質な物に変更し、九百五十円の商品を千円に値上げ。逆に五十円値下げするケースも含め、九品目をすべて端数の出ない百円単位の価格に見直した。

 これらの商品は百貨店やスーパーなどで販売しているが、百貨店では消費税額を「切り上げる」のに対し、スーパーは「切り捨てる」。このため、九種類の商品は、販売先によって値札に表示される価格が異なることになる。

 例えば、定価九百五十円の商品の場合、消費税を含んだ価格は九九七・五円。端数を切り上げる百貨店の方式では総額表示が九百九十八円。端数を切り捨てるスーパーでは九百九十七円となる。同社は「このまま販売すれば、消費者が混乱し、誤解も招きかねない」と価格改定の理由を説明している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20040323/mng_____kei_____007.shtml