2004年03月23日(火) 01時42分
点検商法で5億所得隠し 住宅設備会社を告発(共同通信)
床下換気扇などを訪問販売する住宅設備会社「リライアンス」(神奈川県厚木市)が、2002年6月期までの2年間に約5億円の所得を隠し、法人税約1億5000万円を免れたとして、東京国税局が法人税法違反(脱税)の疑いで同社と竹内大作社長(33)を横浜地検に告発したことが22日、分かった。
訪問販売業者については、福岡国税局が昨年、住宅リフォーム会社グループ8社を脱税で告発するなどしている。
リライアンスは既に修正申告している。
関係者によると、同社の販売方法は「点検商法」と呼ばれ、1人暮らしのお年寄りらの住宅を訪問し、床下を点検した上で「痛みがひどい」などと交換するよう促して、床下換気扇を販売していたという。
同社はこうして得た売り上げの一部を除外して所得申告しておらず、隠した所得は親族名義の銀行口座で保管していたほか、竹内社長らが遊興費に充てていた、という。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040323-00000008-kyodo-soci