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奈良県三郷町の県立三室病院（籠島忠院長）の事務所から、延べ約７４００人分の患者データなどの個人データが含まれたパソコン５台が盗まれていたことが２３日、わかった。西和署は窃盗事件として捜査している。
調べによると、１８日午前５時１５分ごろ、警備会社からの通報で同署員が調べたところ、本館２階総務課のノートパソコン５台がなくなっていた。金庫（縦約１・３メートル、横、奥行き約０・６メートル）もこじ開けられ、約３１万円などが盗まれていた。２階の窓ガラスが割られ、非常階段伝いに侵入したらしい。
パソコンには、血糖値測定器などを貸し付けている４７６人分の患者の住所、氏名、電話番号と、６３９１人分の心臓疾患治療を受けた人の名前や病院の職員名簿などのデータが保存されていた。
赤土明信・同病院総務課長は「患者の方への連絡と謝罪を急ぎ、再発防止に努めたい」と話した。