2004年03月22日(月) 22時56分
養豚業者の刑事告発検討 豚コレラで農水省(共同通信)
鹿児島県鹿屋市の養豚業者が未承認ワクチンを無許可で接種し、豚から豚コレラウイルスが検出された問題で、農水省の技術検討会は22日、無許可接種が原因と断定した。これを受け鹿児島県は、半径3キロ以内の養豚場に要請していた豚計約7万5500頭の移動自粛を解除した。
未承認ワクチンは正規ルートでは輸入できないため、農水省は入手経路を調べるとともに、薬事法違反や家畜伝染病予防法違反の疑いで業者を刑事告発することを検討している。
農水省によると、ウイルスが検出された豚と、同じ養豚場で飼育されていた豚計約1350頭は「疑似患畜」として焼却処分される。
鹿児島県によると、ウイルスが検出された養豚場の責任者は「ワクチンを昨年12月に接種した」と話している。農水省は「豚肉を食べても人に感染する恐れはない」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040322-00000270-kyodo-soci