2004年03月22日(月) 00時00分

「オレオレ詐欺犯」半数が元ヤミ金関係者７割が１０−２０代（ZAKZAK）

　犯人の７割は若者−。孫や息子を装う「おれおれ詐欺」で、警視庁捜査２課に検挙された容疑者の７割以上が１０−２０代で、半数近くが元ヤミ金融関係者であることが２２日、分かった。役割分担する組織的な犯罪が目立っている。

　同課によると、警視庁が認知したおれおれ詐欺は昨年３月から今月までに１４０９件。これまで９３人が検挙されたが、元ヤミ金融関係者が４３％を占めていた。年代別では１０代が１２％、２０代が６０％だった。

　被害者は１９歳から１００歳までおり、７割以上が６０代以上で、一人暮らしが多いとみられる。

　詐欺グループ内では、銀行口座の入手役や電話役、金の引き出し役などを分担。だまし取った金はさらに上位の幹部に上納されるなど、組織的な犯行が目立つ。

　都内では今年に入り発生件数が減少しているが、全国的には減っていないという。

ZAKZAK 2004/03/22

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_03/1t2004032220.html