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2004年03月22日(月) 21時18分

女子医大女児死亡、カルテ改ざんの元講師に有罪日経新聞

 東京女子医大病院の心臓手術ミスで小学6年女児が死亡した事件で、同僚のミスを隠すためにカルテの改ざんを指示したとして証拠隠滅罪に問われた元同病院医師、瀬尾和宏被告(48)の判決公判が22日、東京地裁であった。岡田雄一裁判長は「医師倫理に著しくもとる行為で言語道断の所業」として、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 判決によると、瀬尾被告は2001年3月、心臓手術を受けた平柳明香さん(当時12)が重度の脳障害を起こして死亡した際、同僚医師の佐藤一樹被告(40)=業務上過失致死罪で公判中=による人工心肺の操作ミスを隠すため、看護師長らに指示してカルテなどの内容を改ざんした。瀬尾被告側は初公判で起訴事実を認めたが、その後、「改ざんは当時の主任教授の指示で、刑事事件の証拠を隠す認識はなかった」と無罪主張に転じた。平柳さんの両親は元主任教授を証拠隠滅容疑で東京地検に告訴していたが、同地検は先月、嫌疑不十分で不起訴処分としている。(21:18)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040323AT1G2201Y22032004.html