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警視庁は２２日、東京・渋谷のセンター街に、３６０度を撮影できるドーム形カメラなど防犯用の街頭カメラ１０台を設置し、運用を始めた。２４日には池袋駅西口地区でも２０台の運用を始める。
２地区で計約１億４０００万円の設置費用は都が負担した。都の予算での設置は、０２年２月の新宿・歌舞伎町地区の５０台以来。地元商店街や区が独自に設けた分と合わせると、都内の防犯用街頭カメラは２年間で７００台近くまで増えた。
渋谷、池袋両地区のカメラの画像は、渋谷、池袋署と警視庁本部の生活安全総務課で監視する。録画は１週間分保存し、捜査に利用する際は都公安委員会に報告する。また、撮影される側のプライバシーを考えて、付近には「防犯カメラ作動中」の表示板（縦６０センチ、横１８センチ）を置いた。
警視庁によると、センター街周辺の１平方キロメートル当たりの刑法犯認知件数は都平均の６７倍に上る。都で治安問題を担当する竹花豊副知事は２２日午前の記念式典で、「警察力がさらに強化され、犯罪の抑止力が発揮されることを強く期待している」と話した。(03/22 17:24)