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サンデー毎日の記事で名誉を傷つけられたとして、宝石の鑑定会社が発行元の毎日新聞社（東京都千代田区）を相手に３３００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２２日、東京地裁であった。原敏雄裁判長は「記事は重要部分が真実でなく、真実と信じた相当の理由もない」と述べ、３３０万円の支払いと謝罪広告の掲載を同社に命じた。
問題となったのは、０２年４月２１日号の「１兆円市場 ダイヤモンドに気をつけろ／組織的インチキ表示発覚」の記事。判決は「この記事により、原告の鑑定会社の信用は著しく低下し、取引先からも取引を中止された」と指摘。損害を回復するには、金銭の賠償だけでなく、全国の消費者に向けた同誌での謝罪広告が必要だと判断した。
サンデー毎日の広瀬金四郎編集長は「当方の主張が受け入れられなかった点は納得できない。控訴も含めて対応を検討したい」とコメントした。(03/22 20:14)