2004年03月19日(金) 19時18分
ヤフーBB顧客情報流出で自民・調査会が孫社長を招致(読売新聞)
自民党電気通信調査会(亀井久興会長)は19日、インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客情報流出事件に関して、運営会社のソフトバンクBBの孫正義社長を招致した。
孫社長は冒頭、情報流出を招いたことに「深く反省している」と陳謝し、社内調査の進展状況や再発防止策などを説明した。
その上で、「実態は情報流出事件ではなく窃盗事件」と書かれた資料を用意し、「個人情報を盗まれた事業者側に対する処罰規定は個人情報保護法にあるのに、情報を盗んだ者を直接処罰する法律がない」と制度面の不備を訴えた。
これに対し、出席議員からは「現実に450万人の個人情報が漏れており、再発防止が最も大事だ。被害者意識を持つのはいかがなものか」「個人情報を取り扱う事業者としての責任は感じてもわらないといけない」と、厳しい声が飛んだ。
孫社長は調査会終了後、記者団に対して、「3か月程度は新規の顧客獲得は減ると思うが、解約は前年や前月に比べて大きく変わっていない」と述べ、経営に対する事件の影響は限定的だと強調した。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040319-00000111-yom-bus_all