2004年03月19日(金) 02時12分
CO中毒死はレンジの欠陥 警視庁、業過致死で捜査(共同通信)
東京都新宿区のラーメン店で昨年9月、業務用ガスレンジを使った店員ら2人が一酸化炭素(CO)中毒死した事故は、レンジ自体の欠陥が原因で、使用時に発生するCO濃度が基準値の約10倍に達していたことが18日、警視庁の調べで分かった。
警視庁は、業務上過失致死の疑いが強いとみて、東京都台東区にある東証2部上場のガスレンジ製造元「マルゼン」関係者の書類送検に向け捜査を進めている。
事故は当初、店員らが換気を怠った自らの過失とみられていたが、警視庁などの鑑定でガスレンジの欠陥が判明した。
マルゼンは全国で同型のガスレンジを約1500台販売。事故の2週間後、リコールを知らせる「無料点検・修理のお知らせ」の新聞広告を出し、約1400台を改修したが、事故との関連は「因果関係が不明確」として説明していない。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040319-00000017-kyodo-soci