2004年03月19日(金) 02時14分
三菱自動車、国に虚偽報告 99年のタイヤ脱落で(共同通信)
大型車のタイヤ脱落リコール問題で、脱落の原因だった車軸とタイヤをつなぐ部品「ハブ」の破損について、製造元の三菱自動車(東京)の関係者が「ハブ破損は社内で秘匿情報になっていた。ほかに脱落があったのは知っていたが国に報告しなかった」と認めていることが18日、神奈川県警の調べで分かった。
三菱自動車は1999年、広島県で起きた高速バスのタイヤ脱落をめぐり「同種の苦情はなく、多発性はない」と運輸省(当時)に報告していたが、虚偽だった疑いが強まった。
これについては道路運送車両法違反(虚偽報告)の時効が成立しており刑事責任を問われることはないが、三菱自動車は2000年、リコールにつながるクレーム情報の隠ぺい事件が発覚しており、あらためて企業倫理が問われそうだ。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040319-00000019-kyodo-soci