2004年03月19日(金) 07時00分
全国初の「防犯カメラ条例」が成立・東京杉並区(日経新聞)
商店街などに防犯カメラを設置する際の届け出義務や運用ルールなどを定めた東京都杉並区の「防犯カメラ設置・利用条例案」が18日、区議会本会議で可決、成立した。同区によると、防犯カメラの設置や運用に関する条例は全国初。7月1日から施行される。
同条例はカメラの防犯効果とプライバシー保護の両立を狙い、設置や運用で一定のルールを規定。罰則はないが、違反があった場合、区長が是正勧告や違反者を公表する。区民から寄せられた苦情なども年1回以上公表する。区や商店街組合、自治会などが道路や公園などにカメラを設置する際には、対象区域や設置台数とともに画像の取り扱いを定めた利用基準の届け出を義務付ける。また、今後大規模小売店などを適用対象に含めることも検討している。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040319AT1G1801O18032004.html