2004年03月18日(木) 07時00分
金融庁、ヤミ金融の監視強化へ専任担当配置(日経新聞)
金融庁はヤミ金融業者への監視を強めるための体制を拡充する。4月から貸金業者を監督する専任の担当官を初めて配置する。さらに捜査当局との情報交換も緊密にし、悪質業者による被害を防ぎたい考えだ。
監視体制の拡充は、著しい高金利や強引な取り立てが問題となっているヤミ金融業者への規制を強める「ヤミ金融対策法」(貸金業規制法と出資法の一部改正)が今年1月に完全施行されたのを受けた措置。同法には貸金業者から暴力団員を排除する規定などがあり、監視のために金融庁が対応する必要があった。
これを受け、同庁監督局は貸金業者の担当部署の人員を拡充する。具体的には、これまで他の金融機関の担当を兼任していた貸金業者の担当官を専任にする。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040318AT1F2702917032004.html