2004年03月18日(木) 21時13分
<排除勧告>立体駐車場保守 大手系列業者が取引妨害(毎日新聞)
公正取引委員会は18日、立体駐車場の保守点検業界で国内1位の東急パーキングシステムズ(東京都目黒区)が、親会社である東急車輛(横浜市)製立体駐車場の修理や保守点検で、競争相手の中小業者に部品供給を遅らせたなどとして、独占禁止法違反(取引妨害)で排除勧告を出した。
公取委によると、東急車輛製の部品を一手に供給する東急パーキングシステムズは、競争で保守契約率や料金が低下するのを恐れ、部品の在庫があるにもかかわらず「納入は3カ月後」と回答したり、注文は5個なのに40個分の一括購入を求めるなどして、独立系保守業者とマンション管理会社との取引を妨害した。独立系業者は他のマンション管理会社などから使われていない部品を取り寄せたり、独自に修理するなどを強いられた。
東急パーキングシステムズの話 勧告は厳粛に受け止めている。社内で詳細を検討し、公取委に誠意ある回答をしたい。【神戸金史】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040319-00000064-mai-soci