2004年03月18日(木) 12時49分
090クリーニングを規制 議員立法、今国会成立へ(共同通信)
携帯電話で注文を受ける無店舗の「090クリーニング」業者をめぐるトラブルが相次いでいることから、与野党の関係議員は18日、苦情申し出先を明示することや規制強化などを柱とする「クリーニング業法の一部改正案」をまとめた。議員立法で今国会に提出、法案は成立する見通しだ。
クリーニング業には洗濯施設を持つ「一般店」や、衣類などの受け取りと引き渡しだけを行う「取次店」がある。しかし、最近、携帯電話などで注文を受けて車で自宅などに洗濯物を取りに来る業者が現れ、苦情が増えている。
苦情は「名刺の番号に電話しても連絡が取れず、品物も返却されない」(北海道)「必要経費が少ないので料金が安いが、(苦情に対して)責任を取らない」(埼玉県)「コインランドリーを使用している」(京都府)などとさまざまだ。
改正案は「利用者の利益の擁護を図る」ことを明記。現行では店舗開設時に必要な都道府県知事への届け出を無店舗の取次業を営む場合にも求めることや、業務用車両に必要な衛生措置を講じることなども盛り込んだ。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040318-00000013-kyodo-pol