2004年03月17日(水) 14時42分
医師副業でサイト運営 九大助手時 アダルト情報掲載(西日本新聞)
福岡県内の病院の医師が、九州大大学院医学研究院の助手時代に、インターネット上にアダルトサイトを開設し、風俗情報を掲載するなどして広告料収入を得ていたことが十七日、分かった。医師は、交際女性とのトラブルが原因で恐喝事件の被害者となったが、同事件の公判でサイト運営が明らかになった。
恐喝事件の判決などによると、交際相手だった看護学校生の女性が、別の女性とのわいせつ行為が撮影された医師のビデオを発見。女性は知人男性らと共謀し二〇〇二年十一月、福岡県大野城市の飲食店などで「テープをおまえの実家や職場に送る」などと脅迫。その後医師から三百万円を脅し取った。女性は懲役二年、執行猶予三年の判決を受けた。
医師がアダルトサイトを運営していたことは、公判で判明。広告料が支払われる口座の名義貸しを女性に頼んでいたことなどが分かった。
九州大によると、元助手の男性は昨年春まで九大に勤務し、その後、筑後地区の病院に就職。助手職は国家公務員で、研究や学生への指導を担当。副業は禁止されている。
同大は「女性とのトラブルで裁判になっていることは一部の同僚が知っていたが、サイトの件は把握していなかった。大学の教育研究に反する風俗系の情報を有料で提供していたとすれば、あってはならないこと。過去の話とはいえ、早急に事実関係を確認し、対応を検討する」としている。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000074-nnp-kyu