2004年03月17日(水) 20時07分
「食品の安全」で学習会開く 西京区の主婦グループ(京都新聞)
近畿農政局の職員の話に聞き入る桂生活学校のメンバーら(京都市西京区)
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京都府丹波町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されたことを受け、京都市西京区の桂地区で環境問題に取り組む主婦グループ「桂生活学校」は17日、区内で近畿農政局の濱出哲夫・農林水産事務官を招いた学習会「食品の安全・安心」を開いた。
濱出事務官は、スーパーや小売店が鶏卵や鶏肉に「京都府産は扱っていない」と表示するのは風評被害をあおると説明したうえで、「京都の養鶏農家を守るためにも風評被害に惑わされないで」と話した。
また、具体的な安全対策として、卵や肉の中心部を70度以上に加熱することや、手洗いの励行を呼びかけた。
質疑応答で参加者からは、「牛肉などで不正表示の問題があったが、どう見抜くのか」という声が上がった。
同学校の狩野佳代子運営委員長は「安全だということは分かった。でも、カラスへの感染もあるので、どこまで広がるかを考えると、不安は残る」と話していた。(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000049-kyt-l26