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耳や言葉の不自由な人が携帯電話からインターネットを通じて１１０番通報できる「警視庁１１０番サイト」にうそを書き込んだとして、警視庁は１７日、大阪府八尾市の工員の男（２１）を軽犯罪法違反（虚偽申告）の疑いで書類送検した。「独身で単調な生活なので憂さ晴らしにやった」と容疑を認めているという。
地域指導課の調べでは、男は１月１０日から２月７日にかけ計６回、１１０番サイトに偽名を名乗り、「西新宿４丁目でバイクにはねられました」「八尾で仕事道具を盗まれました」などとうその事実を届け出た疑い。
６件中２件は「現場」として大阪府と三重県の地名を書き込んでおり、警視庁から連絡を受けた両府県警が警察官を急行させる騒ぎになった。
「１１０番サイト」は携帯電話専用のサイトに事件・事故の内容を打ち込んで送信する仕組みで、警視庁が今年１月１０日の「１１０番の日」に始めた。虚偽通報が当初相次いだことから警視庁が捜査を始め、サイトへの接続履歴から、男の携帯電話が発信源であることを割り出した。
(03/17 19:50)