2004年03月17日(水) 18時27分
出版禁止は暴挙だ 週刊文春問題で出版各社(共同通信)
週刊文春の出版禁止問題で17日、週刊誌を発行する出版各社は「暴挙だ」「表現の自由を危うくする」などと、抗議の声明を発表した。
「週刊現代」を発行する講談社は「報道にかかわる問題は、発表後にその適否が訴訟などで争われるべきで、雑誌発売前のこのような行為は暴挙だ。新聞、テレビも含むメディア全体に対する抑圧を狙った判断」と猛反発。
問題の記事については「一私人のことで記事にする価値はないと思う」とみる週刊ポスト(小学館)の海老原高明編集長も、仮処分については「損害賠償請求で足りることであり、木を見て森を見ない暴挙」と批判する。
また光文社広報室も「公人か私人か、プライバシーの侵害か否かは公判で争われるべきだ。仮処分命令は、表現の自由を危うくする」とのコメントを発表した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000191-kyodo-ent