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代理人の森田貴英弁護士によると、真紀子氏の長女、真奈子さん(29)が「公人たる政治家の家族であっても、プライバシー権を享受する」と訴えていた。
東京地裁は「切除または抹消しなければ、これを販売したり、無償配布したり、または第三者に引き渡したりしてはならない」として、出版禁止の決定を下した。森田弁護士は「地裁決定は理にかなったもの」と評価している。
文春側は浦谷隆平・社長室長名でコメントを発表。「言論の制約を意味する今回の決定は、わずか1人の裁判官が短時間のうちに行ったもので、暴挙というほかなく、到底承服できない」と猛反発している。
文春によると、発行予定の計77万部のうち、仮処分の決定送達を受けた16日午後7時45分時点で、すでに約70万分を取次店に出荷済み。電車の中吊りや新聞広告は、回収や中止は物理的に無理な状況だったという。17日付の東京新聞は記事の表題を一部、白く塗り潰した広告を掲載した。
過去に出版禁止命令が出た例は、平成9年の宝塚歌劇団のトップスターの本名や住所を掲載した「タカラヅカおっかけマップ」(鹿砦社)などのケースがあるが、一般週刊誌に対するものは極めて異例だ。
ZAKZAK 2004/03/17