2004年03月16日(火) 07時00分
イオンが1200品目を実質値下げ、税総額表示に対応(日経新聞)
イオンはプライベートブランド(PB=自主企画)商品「トップバリュ」約2000品目のうち、食品、日用品など約1200品目を実質5%値下げする。消費税の総額(税込み)表示が義務付けられる4月1日以降も、店頭で表示する価格を変えずに値ごろ感を保つ狙い。大手スーパーが総額表示決定後、PBを実質値下げするのは初めて。他社も追随する可能性がある。
大手スーパーは独自開発のPBの割安感を出すため、本体価格を「98円」などに設定している。税込み表示が義務付けられる4月以降は店頭表示を「102円」などに変える必要があり、各社は消費者が値上がり感を抱くことを懸念している。イオンは現行のPB価格の表示を据え置くため、消費税分の5%を実質値下げする。対象はトップバリュの食品900品目と日用品300品目。イオン本体のほか、グループの食品スーパー「マックスバリュ」など合計千店で実施する見通しだ。2004年2月期のトップバリュの売上高は前期比2割増の1600億円前後の見込みで、グループの総合小売事業売上高の約7%に相当する。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040316AT2F1300615032004.html