2004年03月16日(火) 19時51分
鳥インフルエンザ 県が相談窓口細分化−−問い合わせ多岐に /静岡(毎日新聞)
鳥インフルエンザの拡大を受けて、鳥インフルエンザに関する県民からの問い合わせが多岐にわたって増加していることから、県は15日、これまで家畜保健衛生所が担当していた相談窓口を内容に応じて細分化していくことを決めた。ニワトリだけでなく、カラスへの感染も確認されるなど被害が拡大して不安が広がっており、県が独自に作成した応答集に基づいて対応を進める。
鳥インフルエンザに関する県への相談はこれまで、主に各家畜保健衛生所が対応していた。しかし、人間への感染の可能性のほか、鶏肉や卵などの食品の安全性など質問内容がさまざまなことから対応に限界が出ていた。15日からは家で飼っている鳥に関することは家畜保健衛生所、人への感染などの健康相談や食品の安全性は健康福祉センター、野鳥が多量に死んでいるなどの相談は農林事務所が受ける。
県は、従来から用意している鳥インフルエンザに関する想定問答集を状況に応じて改訂している。死んだ野鳥を見つけた時の対処については「次々に死んでしまうことがない限り、鳥インフルエンザを心配する必要はない」として、不安な場合には市町村や県農林事務所の鳥獣保護担当に連絡するよう呼びかけている。【北川仁士】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040316-00000007-mai-l22