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2004年03月15日(月) 20時24分

[経営戦略]ライブドア、ターボリナックスを完全子会社化BCN

 ライブドア <4753> (堀江貴文社長)とターボリナックス(矢野広一社長)は3月15日、Linux市場の拡大および活性化、Linuxテクノロジーのレベル向上を目指し、両社の技術力、マーケティング戦略、販売戦略を統合することで合意、ライブドアが株式交換によってターボリナックスを完全子会社化すると発表した。

 ライブドアは、純国産Linux OSを開発、提供しているターボリナックスを傘下に加えることで、コンシューマデスクトップ、ワークステーション、サーバー市場に加え、デジタル家電への組み込み型Linux分野も視野に入れた、Linux事業への本格的参入を実現するとともに、ターボリナックスがシェアをもつアジア全域におけるOS市場の開拓に積極的に取り組んでいく方針。

 現在、ライブドアでは、IT市場の成長と自由な競争を促進する情報基盤の整備に注力しており、その一環として昨年8月29日からコンシューマデスクトップ用Linux OS「LindowsOS4.0日本語版」の日本市場における独占販売を開始している。これまでサーバーなどの業務用途が中心だったLinuxテクノロジーをコンシューマOS市場へ展開しているほか、店頭でのパッケージ販売、PCベンダーへのOEM供給などを通じてLinux搭載PCの普及を推進してきた。

 一方のターボリナックスは、主要開発拠点を日本に構え、日本語や中国語などのダブル・バイト圏向けに開発したLinuxディストリビューションで実績をもっており、日本を始めとするアジア市場では最も普及している。また、全社員の半数以上が開発・サポートエンジニアで、その技術力を背景に、アジア市場におけるLinuxの浸透を図っていた。

 今回の子会社化にともない両社では、(1)ネットワーク基盤をつかさどるサーバーおよびクライアントの両分野における良質なオープンソースOSを提供、(2)両社の技術力とマーケティング戦略の統合による製品、サービスのブランド強化、(3)両社のチャネル、パートナーの統合・拡大による販売、サポート力の強化、(4)両社の技術力を活用した次世代Linux製品およびサービスの研究開発、サポート業務の統合、(5)日本のLinuxテクノロジーの普及と技術レベル向上への貢献、(6)Turbolinux Chinaを活用したライブドア・グループの中国ビジネス展開の加速——を行っていく方針。

ライブドア
ターボリナックス

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