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「リコール監査」と呼ばれる立ち入り検査は各メーカーに対し年一回程度行われているが、同省は「三菱側が車輪脱落の原因を『整備不良』から『構造的問題』とした過程が不透明」として臨時検査する。
三菱側は二〇〇二年の車輪脱落で母子が死傷した横浜での事故の数カ月後には車輪をつなぐ「ハブ」と呼ばれる部品に亀裂が発生していることを把握していながら国交省に報告していなかった。
同省は意図的な情報隠しが確認できれば、同法違反で刑事告発する方針。
国交省は、広島県の高速バスで車輪脱落が発生した一九九九年や、横浜の事故の直後などに再三、三菱側に説明を求めたが、同社は「整備不良や過積載が原因」との説明を繰り返していた。
神奈川県警が昨年十月と今年一月、業務上過失致死傷容疑で同社を家宅捜索したことなどを受け、国交省は今月八日、ビルフリート・ポート社長ら首脳を呼んであらためて事情聴取。三菱側は、整備に問題のないハブに亀裂が生じたとのデータを初めて国交省に示したが、設計上の不備は認めなかった。
国交省が「三菱側の説明には矛盾がある」と追及した結果、同社は十日になって「整備上の問題があったことを否定できない」として、リコールを実施する意向を伝えてきたという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040315/eve_____sya_____002.shtml