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金沢医科大学(石川県内灘町)の助手、研修医計8人が昨年4月以降、医師や看護師らしか使えない患者の電子カルテ閲覧用のパスワードを臨床実習中の学生に教え、カルテを自由に閲覧させていたことが15日、わかった。大学側はカルテの改ざんや患者情報の外部流出はなかったと説明しているが、内部の管理規定違反を理由に助手ら8人を厳重注意処分にした。厚生労働省も県を通じて事実関係の調査を始めた。
大学側によると、臨床実習は助手ら1人あたり2〜3人の学生を受け持ち、電子カルテの内容については学生に直接見せず、助手らが必要に応じて伝えることになっている。だが、昨年は助手らが多忙だったため、学生が電子カルテに直接アクセスできるようにしていたという。
同大学の鈴木孝治教務部長は「教育目的とはいえ、安易にパスワードを教えたことは問題。チェックを厳しくして再発を防止したい」としている。
(03/15 23:29)